誕生月

祝日が1日もない、でお馴染みの6月になった。誕生月なので、いろいろなところからDMが届く。嫌でも誕生日が近いことを意識する。

誕生日おめでとうクーポン付き郵便物を郵便受けから取ってきた夫が「わたしからの誕生日プレゼントです!」と元気よく渡してきた。面白い冗談のつもりで言ったのだろうし、わたしが健全なら普通にそう受け止められただろうが、無性に悲しくなった。

 

去年のこの頃、彼は人材育成に燃えており、わたしの誕生日をすっかり忘れていた。

インターンの子に勉強用の本を渡しに行き(悪意100%で書くと、女子大生とドラッグストアの駐車場で密会)、「丸亀に行こう」と2回言い、1人でパンパーティーをしているわたしのリアクションが悪いことに対して「何怒ってるの!?」と逆ギレした。そこで、誕生日であることを伝えたら、ビックリしていた。

その後、近所のケーキ屋を3つ回り(うち1つは人気店だったのでまともなケーキは残っていなかった)、翌日にはミントの葉っぱが入ったいい匂いの花束を買ってくれた。

 

誕生日クーポンの冗談(おそらく)をかました後、わたしのリアクションもほどほどに、仕事を手伝ってくれている人とウェブ会議(悪意100%で書くと、人妻とビデオ通話)のために部屋に篭った夫、今年は当日にお祝いしてくれるのだろうか。

わたしのはじめての母の日は、子と花を買いに行ってくれたり粋なところもあるので、読めない。