PORTERのバッグをずっと使いたい

姉がキャメルを購入したPORTER フリースタイルのショルダーバッグ ベルトを短くしてサッと背負うのが 羨ましくてブラックをすぐに色違いで購入した

www.yoshidakaban.com

はっきり覚えていないが 遅くても中学3年生からは使っていたと思うので ポーターちゃんとはもうそろそろ15年の付き合いになる

ちょうど良いサイズなので 近所の本屋に行くときも オーストラリアの砂丘をソリで滑るときも ペルーで下痢しながら散策するときも 小雨のハマスタベイスターズが負けているときも もちろん留学中のシアトルでも あらゆる天候のあらゆるところに連れ回していた 

しかし最近 ポーターちゃんを使うと 腕に見覚えのないホクロができるようになった 

キャンバス地に圧着されたポリウレタンが 雑な扱いに耐えかね剥がれ始めたのだ

さすがにアラサーなので 以前ほどの高頻度でショルダーバッグをウエストポーチのようにして使う ボーイッシュな格好をすることはないだろう…

たまに使うくらいであれば 我慢して使い続ければいいかな と思ったが 夫から「スティーブ・ジョブズみたい」と言われるくらい淑女テイストとは程遠い格好を未だにしているため やはりポーターちゃんをホクロメーカーにせずに利用できる状態に整えなくてはいけない と思い直した

 

ホクロの原因は 一見レザーに見える バッグの表面に圧着されたポリウレタン

表面に圧着されたポリウレタンは そもそも経時劣化する素材とのこと また熱や湿気による影響は劣化につながりやすいとのこと

収まらないのに500mlペットボトルをつめこんだ… 雨に濡らした… 思い当たる節しかない

単に修理に出すのもつまらない なによりもこんな状態になるまで放っておいてどんな顔して修理に持ち込めばいいのか苦しんだので 思い切って圧着されたポリウレタンを剥がすことにした!

キャンバス地のバッグとして使おうというシンプルな作戦だ

もうすでに剥がれていたり 劣化して圧着が弱くなっている部分はスムーズに剥がせる

キャンバス地に残留物もないので このままサクサク簡単に完成だ〜 と思っていた

しかし 場所によってはいまだにしっかり圧着されており 糊のようなベタベタしたものがキャンバス地に残ってしまった 

また 一気に剥がせる面積も小さくなってしまい 作業の気持ちよさが欠如し始めた

作業が気持ちよく進まない上に 中途半端で汚らしい見た目になってしまうことが懸念されたため ここも思い切って劣化しきっていない部分を劣化させることにした

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レザー風の見た目を保っている綺麗な部分にドライヤーを当てて加熱 ポリウレタンの劣化を進める

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切れ味が最悪なカッターで筋を入れて(熱くなっている金具部分に注意しながら) 剥がしてみると 劣化しきっている部分と同じくらい大きく剥がせた

よし!サクサク進めるぞ!!

メイン部分 遠目で見れば完璧にキャンバス地のカバンに生まれ変わった 黒色にムラがあるので染め直したい欲が湧いてきたが今回はここまで

ベルト部分 細いところにどこまでこだわるかで キリがつかない… 待ち合わせで待つことは滅多にないが 時間つぶしに残っているポリウレタンを剥がせてちょうど良いということにしよう

 

はちゃめちゃな加工をしても壊れなくて さすが吉田カバン とても丁寧に作られているな と思った

そうはいっても 次のフリースタイルシリーズを買うときには 水気はすぐ拭いて 大事に扱おう!