考えごとをするタイミング

「話しかけないで」と最初に希望を伝えてあるので、施術中は基本的に無言。ひたすら気持ちがいい。

最初は、あぁ凝ってたわ〜、と体の様子に気を配る。その後は、溜まってしまっていた家事を片付ける順番を決めたり、銀座まで来たからこの後どこに行こうか考えたり、冷蔵庫の中に何があったからこれとこれで2日は買い物行かなくていいか、お昼食べすぎたから帰宅したら運動しようとか雑多なことを考えている。気が付いたら寝ている。そうここは睡眠へ導くヘッドスパ

 

  • 自転車で長距離移動する時

自転車を漕いでいれば、人から話しかけられることも、SNSを見ることも全くなくなる。話しかけてくるのは道案内のGoogleマップのみ。ちょっと後輩に厳しくし過ぎたか、自分も完璧にできているわけでないのに後輩に言うのは辛いな、同じことでも違う言い方ができたな、クイックルワイパーのシート買って帰らないと、と脈略もなく考えている。気が付くと、あの車いやに左に寄ってるから左折しそうだな、歩行者来そう、信号そろそろ変わるかも、たぶんあの運転手から自転車見えてないな、自転車マーク描けばそれで専用道路になると思ってんのかとか。スピードを維持したまま、なるべく止まらずに走り続けることばかり考えている。

 

  • 七輪BBQのために火起こしをする時

着火剤に火をつけて、炭を良い塩梅で積んで、火がつくのを待つ。

着火剤が元気に15分ほどは燃えるので、着火剤から立ち上る火を見つめて、獣は火を恐れるみたいな描写を見かけるけど本当かなこんなに落ち着くのに、これだけ風が吹いていればあおがなくて良いか、火起こし器ってあんな単純そうな作りなのになんで偉そうなの、火ってやっぱ暖かいな、着火剤そろそろ足すか、ピーマンも焼けたな、とか。火関係のことしか考えてない。

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何か考えているような顔をして、結局何も考えられていないこの頃。考えごとをする良きタイミングを見つけないとな。